シナリオ・レベルUPの方法|20枚シナリオの書き方事講座

お気に入りへのご登録はお済ですか? ⇒ 

レベルアップ

■皆さんは、既に作品を書き上げるための十分な知識を得ています。

このサイトの内容をしっかり読んで、かなりの実践法を学んだことでしょう。自信を持って堂々と作品を書いて下さいね。また、すでに20枚シナリオを書かれた方、コンクール用にネタを考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここからは、地道な習作活動が待っているのですが、皆さんがよりレベルアップするためのシナリオ学習法について今回はお話ししていきたいと思います。

独学でシナリオ書く場合

■独学でシナリオを学び、書き続けることは易しくありません。

しかし、そういう中からもチャンスを掴み、プロになっている方もいらっしゃるわけですから、本人の頑張り次第ということかもしれませんね。
実際には、一緒に励む仲間がいた方がいいに違いありません。励まし合ったり、競い合ったり出来る苦楽を理解し合える仲間がいた方が、精神的にもずっと楽です。
私の場合は、17歳で初めてシナリオを書いた時から常に周囲には仲間がいました。一緒に書いたり、あいつには負けたくないというライバル心があったからこそ頑張れた部分も多々あります。
シナリオスクールに必ずしも行く必要はありませんが、ぜひシナリオ仲間をみつけることをお勧めします。



■シナリオ解説書を読もう!

今回、この基礎入門を読んで頂いたことで、間違いなく皆さんはシナリオが書けるだけの知識を得ています。しかし、シナリオは奥深いもので様々な考えを様々な表現で書かれた解説書が数多く出版されています。中には、さっぱり受け付けない本もあるでしょうし、自分にとってバイブルとも言うべき迷ったときは必ず読み返す本がみつかる場合もあるでしょう。ですから、これからも書き続ける意志のある皆さんは、ぜひ機会があれば自分にあった解説書をお探し下さい。
もちろん、ほとんど書いた経験のない方が、解説書ばかり読んでいてもあまり効果はありません。わかったつもりにはなれるでしょうが、実質的には理解出来ないと思います。
また、解説書を読んだときに、もし断定的な書き方がされていても、そういう考えもあるのだというふうに頭を柔らかくして読んで下さいね。

シナリオを読む!

■シナリオの解説書を読むこともシナリオ上達には非常に有意義ですが

名作と言われるシナリオを読むことはそれ以上に大事なことかもしれません。
ずっと以前は、映画やドラマのシナリオを読むチャンスは多くありませんでしたが、現在では『月刊シナリオ』、『月刊ドラマ』を始めとして、『年鑑代表シナリオ集』や『テレビドラマ代表作選集』の他、著名なシナリオライター(例えば倉本聰、向田邦子、野沢尚、宮藤官九郎など)の作品の中には書籍として出版されているものもあります。
また、すでに絶版になっていても、古書店では山田洋次さんや山田太一さん、鎌田敏夫さん、三谷幸喜さんなどのシナリオ本も時々見かけます。
また、最近では、日本唯一のシナリオ電子書籍販売サイト『浪漫堂シナリオ文庫』というサービスもオープンしました。ここでは、これまでなかなか読むことの出来なかった名作映画のシナリオを購入することが出来ます。
時間さえあれば、誰でも直ぐに始められることですので先人の優れた脚本をぜひ積極的に読んでみて下さいね。



■シナリオを書き写す!

お気に入りのシナリオがみつかったら、シナリオを書き写すことをお勧めします。シナリオライター志望者が古くから修行の一環でやってきたことです。自分の手本とする作家に近づくためには、手本の真似をするのが一番です。写経じゃないんだから……と思われるかもしれませんが、ト書きのテンポ、シーンの運び方は書き写すだけでもずいぶん勉強になります。

シナリオを書き起こす!

■現在のように手軽にシナリオが読めず、解説書もない時代は

シナリオライターを志す若者は映画館の暗闇の中、スクリーンを観ながらシナリオを書き起こしていたとかつて師に聞いたことがあります。現在では、DVDやブルーレイも普及しているので、そんなことをする必要はなくなりましたが、これもまたプロの作家でもやったことの多い修行の一つです。言ってみれば、一度建てられた家から設計図を引くような作業ですから、より実践的なシナリオ練習方法と言えます。



■先輩に読んでもらおう!

これは何だか当たり前のようですが、案外周囲の人に作品を読ませない初心者が多いのも事実です。ただし、読んで貰うのはそれ相応の経験を積んだシナリオの先輩です。生半可な知識であれこれ意見を言われても、初心者はそれに惑わされてしまいがちです。
コンクールで最終選考に残ったとか、そんな先輩がいればベストです。


一人でこつこつ誰にも見せずに書いていると、人を楽しめるものである筈のシナリオの根本を見失いがちです。読んで貰い、客観的なアドバイスを適切に送ってくれる先輩をぜひみつけて下さい。



■シナリオスクールに行く場合

本音を言えば、本気でシナリオを書き続けたい方は、シナリオスクールに通うことをお勧めします。プロから直接学ばないとなかなか習得出来ない技術もありますし、何と言っても自動的に仲間が出来ます。さらに、そこからプロへの道が拓ける場合もあるかもしれません。
とは言え、結構な学費も掛かりますから、ある程度独学で学んでからの方が良いでしょう。現在は、アットホームな雰囲気のカルチャースクール的なところから、プロ志望者限定の厳しいところ、その中間的なところまで色々とあります。さらに専門学校や大学で専門的に学ぶという手段もあります。



これは、皆さんの方向性によってご自分に一番合っていそうなスクールを選ぶしかありません。時間に制約があり通学が難しい方やシナリオスクールが近所にない地方の方は、インターネットを使用した通信講座などもありますから、そういった講座を視野に入れてみてもよいかもしれません。
もちろん、シナリオスクールに入学したからといってもプロになれる可能性は極めて低く、本人の頑張り次第なのは言うまでもありません。

おすすめの書籍とサイトはこちら